【映画】安藤サクラの鋭いフック「百円の恋」感想

こんにちは、どれいです。

カンヌ国際映画祭のコンペティション部門で最高賞を受賞し話題となった「万引き家族」、今季の朝ドラ「まんぷく」ヒロインとしておなじみの安藤サクラさん。今回は彼女主演の映画「百円の恋」を観たので、その感想をば。

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「百円の恋」あらすじ

32歳のパッとしない女性がボクサーとの出会いから、毎日をサバイブしながら恋愛とボクシングに目覚めていく姿を、安藤サクラが演じた人間ドラマ。実家を出て100円ショップで深夜労働を開始、ボクサーとの出会いと恋もうまくいかないところに、衝動的に始めたボクシングで人生をやり直そうとする姿を活写。共演は、テレビドラマ「たべるダケ」などの新井浩文。監督は『イン・ザ・ヒーロー』などの武正晴。さえない日々に葛藤し、ボクシングに傾倒するヒロインを、繊細かつ体を張った熱演で見せる安藤に引き込まれる。

シネマトゥデイ

バリバリのスポーティなボクシング映画なのかと問われるとわかりませんがこれは間違いなくボクシング映画です。ボクシング映画ってあんま観たことないけど。

この映画を観てから朝ドラを観ると「女優だねえ…」という凡庸な感想しか出てこない。

邦画らしい鬱屈とした空気

もちろんね、マーベルヒーローが宇宙スケールで戦う映画も好きだし、切ないファンタジー映画も好きなんですけど、このいい意味で邦画っぽいなんというか薄暗い、鬱屈とした雰囲気の映画ってたまに観たくなるんですよね…。邦画に対する偏見かもしれませんが。

実家の弁当屋に寄生する無職。姉妹喧嘩から仕方なく100円均一の店で働き始めるものの、そこのあったのは社会から少しだけズレた人間関係。そんな毎日の中で通り道のボクシングジムでトレーニングに勤しむ男性を眺めるのが唯一の楽しみとなる。

きっかけはボクサーの男性への憧れだっただろうが、その後に自らジムに入り厳しいトレーニングに耐え、周囲の反対を押し切り念願の試合を果たすまでに至ったのは、自分の中の何かを変えたいという彼女の強い信念によるものだ。憧れだけでは簡単に挫折してしまう。実生活で蔑まれても、不当な暴力に曝されても、裏切りにあっても、これまでの自分と決別する何かが欲しかった。100円の価値しかないと認める自分を変えたかった。

最初の方に妙に生々しい安藤サクラさんのセミヌードシーンが出てくるが、ボクシングを始めてからの肉体の対比がすごい。たるんでいた全身が野生動物のような無駄のない肉体美へと変貌を遂げている。

序盤は派手な姉妹喧嘩があったり、中盤からは勤め先の同僚にレ●プされたり、交際相手のボクサーに浮気されたりと、観てて本当に辛いシーンが多い。たぶん、この映画は家族や友人、恋人と観るもんじゃない。一人で観るもんだと思う。それは現実的ではないけど、現実的な、少しだけ救いのあるエンディング。


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