ラーメン二郎は噂通りヤバい世界だと感じた話

「ラーメン二郎」をご存知だろうか。

おそらく当然知っているって方が多いと思われる。

某掲示板のコピペを始めとしたネット上で多く語られている

ラーメン店チェーンのことである。

独特な雰囲気、ルール、そしてオーダーの際に

高速真言による呪文詠唱が必要とされるあの二郎である。

私はその存在は知ってはいたものの、

長年にわたって「二郎は恐い場所」というイメージのせいで

自ら足を運ぶことがなかった。

しかし、この度二郎の某店舗のある場所に用があったため、

意を決して噂の魔窟に踏み入ったのだった。

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ついに二郎デビューしたんでレポっす!

某月某日、朝食はごく軽くし外出。

14時ころには用事を済ませ、店に行く前に改めて予習をした。

前述の通り、二郎には独自のルールが存在する。

同じ二郎でも違ったりするらしいが、おおよそ共通する部分が多い。

ラーメン二郎館さんで基本的なルールを学んだ。

行列の待ち方

店舗によっては30分以上、中には1時間近く並ぶ必要がありますが、
必ず食べる人が全員揃ってから並ぶようにして下さい。

基本的に「一人が友達の分まで並んでいる」というのはNGで、
割り込みは一切禁止となっています。

ディズニーだったら笑って許してくれるジロリアンも、
二郎で割り込んで入ったら本気でジロリアンはキレます。

空いていた時間帯だったので列はなかった。難なくクリア。

食券の購入の仕方

行列の前のほうに来ると店内に入り食券機で食券を買います。

たまに店員さんが表に出てきて「大きさは?」と聞かれることがあります。

普通なら食券を買い、大きさを決めるのですが、
先に麵をゆでる量を把握する必要があるため、先に聞かれます。

店員さんにサイズを聞かれたら。

「小」「大」だけのコールをして下さい。

食券機は比較的新しく、メニュー数も少ないので迷わなかった。

私はここで「小豚」の食券を購入。こぶたさんを頼むわけではない。

二郎のチャーシューは豚と呼ぶらしく、「小盛りのチャーシュー載せ」を注文するつもりだった。

後悔することになる。後にこの選択を。(倒置)

イスに座り、ラーメンを待つ

誰かが席を立ったら、おもむろにその席について下さい。

相席は基本できないので、連席が空くまで待つのはやめましょう。
また、席に着いてからの移動も禁止です。

中には気を利かせてくれて店員さん、店長さんから、
優しい一声が掛かる事もありますが、淡い期待は持つだけ無駄と思いましょう。

そして。

席に着席する前に、セルフの水をコップに汲むのを忘れずに。
席に着席してから水を取りに行くのはあまり宜しくありません。
(マズイという訳ではないです)

食券を購入して振り返ると、店員さんに

「小ですか?」聞かれ、「小です」と答えた。

行列はなかったが、幸いにも前に数人並んでいたので、その先達の所作を観察した。

この店舗は親切だったようで、席が空いたら店員さんが席につくよう促していた。

コップに水を入れ、席につく。食券を渡す。

そして、その時がきた。

「にんにく入れますか?」

「ヤサイマシマシ、ニンニクチョモランマ!」

恐れ、いや、畏れ。

私は二郎の呪文文化に

恐怖しながらも、

緊張しながらも、

どこかで期待していたのではないか?

正直に言おう、

ちょっと言ってみたかった。

私に限らないと思うが、オタクはそうゆうの好きなのだ。
汝の身は我が下に、我が命運は汝の剣に…

みたいなのね。

しかし、現実の二郎は少し違った。

「にんにく入れますか?」

これはトッピングのコール、呪文を求められる合図だ。

自分に回って来る前も耳をすましていたが、

「にんにくナシ、野菜少なめ」

「にんにくナシ、アブラナシで」

など、

なんとも消極的なコールばかり。

なんだそれは!お前らは本当にジロリアンか?

そんなんじゃねえだろ…?

俺達が求めてたのはよお…

欲望の解放のさせ方がへた….。

みてろ…

俺がみせてやるよ

「ヤサイマシマシ、ニンニクチョモランマ!」

………

どうやら気を失っていたらしい。

その間に私の身体が勝手に言葉を放っていた。

「にんにくナシで…」

これが現実…!ところがどっこい!(倒置)

情けなくも私は呪文とは程遠い無難なコールをしていた。

しかし、よかったのだ。むしろよかったのだ。

チョモランマかな?

周りが無言で「二郎」を啜る中、

私はそれでも期待していた。

話でしか聞いてなかった「二郎」をもうすぐ食べる。

そしてあらわれたのは

山だった。

チョモランマかな?

確認しておこう。

私は「小」を注文した。

呪文は発動失敗。にんにく抜きのみ。

なのになんだこれは。

前のお兄さんが「野菜少なめ」とコールしていた理由が理解できた。

本能で感じた。

これはヤバい!

はやくかきこまなきゃ!

…減らない。

減らないのである。

いつも食べているラーメンの倍はあるのである。

そして例の「豚」が引くほど山盛りなのである。

後悔していた。

「小豚」の食券を買ったことを。

「豚盛り」は素人の手には負えなかった。

そしてまずい…あろうことか

お腹がいっぱいになってきたのである。

残せない…

騙せ!世界を騙せ!己の満腹中枢を騙せ!

水を活用し、7割ほどかきこんだ。

同時期に食べ始めた人たちは次々と出ていく。

なんだこのプレッシャーは…

薄れゆく記憶のなかで

私は分不相応な場所にきたことを後悔していた。

もう二郎引退したんでムリっす!

結果を言うと、

完食できなかった。

8割ほどなんとか流し込んだものの、

残りの麺と、スープに至ってはほとんど飲めなかった。

敗北感の中、どんぶりを上げ、テーブルを拭き、

「…ごっそさんでした」

そういうのが精一杯だった。

店を出ると小走りとなっていた。

文字通り敗走である。

店員さんの「ありあとやしたあ^」

の声に後ろめたさを感じながら帰路についたのである。

ちなみに、店員さんが怖かったとか高圧的だったとかで

不快な思いをしたわけではないので、ご了承願いたい。

ただ、言えることは

あれは「ラーメン」ではなく「二郎」

「食事」ではなく「挑戦」

もう行くことはないかもしれないが、

自分が死ぬ時、孫達に語って聞かせるだろう

「じいちゃんは二郎に挑戦したんだぜ」

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